Battle Of The Year 30周年！歴代1位2位が激突

2019年10月26日（土）、フランスのモンペリエでブレイクダンスの世界大会 BATTLE OF THE YEAR 2019 WORLD FINAL が開催され、今年も各国を代表する強豪チーム（19チーム）が熱い戦いを繰り広げました。日本からは日本予選を勝ち抜いた BODY CARNIVAL が参戦しています。以下の動画はダイジェスト版です。（フルバトル版は「FINALバトル」欄に掲載しています）

ベストショー

ショーサイドでベストショーに輝いたのは、韓国の ARTISTREET でした。2018年の Jinjo Crew に続き、2年連続で韓国勢の受賞となります。韓国は個々のスキルが非常に高いため、どちらかと言えばショーケースよりもバトルに強いというイメージでした。実際 2018年までの実績も、優勝 8回に対してベストショーの受賞は 3回となっています。今後はショーサイドでもその実力を遺憾なく発揮しそうで目が離せません。

そしてベストショーは逃したものの、ショーサイドを勝ち抜いてバトルサイド進出を決めたもう 1チームは、日本の BODY CARNIVAL でした。ARTISTREET と BODY CARNIVAL の 2チームは、バトルサイドベスト 4が確定となります。

FINALバトル

バトルサイドは ARTISTREET（韓国）と BODY CARNIVAL（日本）以外の残り 2枠を決めるため、まずは BATTLE1 と BATTLE2 が行われました。

BATTLE1 は PREDATORZ（ロシア）VS TEAM VINOTINTO（ベネズエラ）、BATTLE2 は LAST SQUAD（フランス）VS HAVIKORO（アメリカ）となり、TEAM VINOTINTO と LAST SQUAD がそれぞれ勝ち進んでいます。

セミファイナルでは TEAM VINOTINTO VS ARTISTREET、LAST SQUAD VS BODY CARNIVAL となり、ARTISTREET と LAST SQUAD がファイナルへと進みました。

そしてファイナルは過去最多（8回）優勝の韓国と 2番目（6回）のフランスの 1位2位対決となり、LAST SQUAD が優勝に輝きました。これで両国の優勝回数は僅か 1回差となります。（動画は BATTLE1 からファイナルまでのフルバトルです）

B-Boy 1on1 ファイナル

B-Boy 1on1 ファイナルは、フランスの Pac Pac とアメリカの Zeku の対決となり、Zeku が優勝に輝きました。Pac Pac は終始全力で攻め続けましたが、少し雑な部分やミスもありました。その点 Zeku は長い手足を活かして、要所要所でスタイリッシュに技を決めています。

B-Girl 1on1 ファイナル

B-Girl 1on1 ファイナルは、日本の Eri Fenisis とチリの Lil Mami の対決となり、Lil Mami が優勝に輝きました。B-Girl 1on1 バトルは日本勢が 10連覇中でしたが、ついにここで途切れる形となりました。ただ、Eri Fenisis のダンスも Lil Mami に全く引けを取らず、最高のものだったと思います。